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開業の際のお話をお聞かせください。 私は、開業するために行政書士の資格をとりましたので、合格後はすぐに登録を考えました。登録に際してネックになったのは、やはり入会金等の30万円近い登録経費でした。1年間行政書士試験に専念していたため、合格時には貯金がほとんどなく、入会金等を支払った後は本当に0からのスタートになりました。 登録の手続について教えてください。 試験に合格すれば合格証書は送られてきますが、開業に関しての書類は一切送られてきません。そのため、行政書士会に連絡し登録に関する書類を取り寄せる必要があります。 実際に書類が届くと、その多さに驚き、何をどうしていいのかわからず少々とまどいました。 まず、戸籍抄本や住民票等の書類は市役所で取得できますが、登記されていないことの証明書は法務局で取得する必要があります。 これに加えて、私の場合は家が共有名義になっていたため、事務所として使用するには共有者の承諾書が必要でした。しかも、共有者の一人が亡くなっていたため、その者の承諾を得られない旨の上申書等を作成する必要がありました。 それと、事務所としての様式を備えていることを証明するため、事務所の外部と内部の写真を撮る必要がありました。自宅開業であったため、私は部屋の改造にとりかかり、事務所用に部屋を改装しました。改装とはいっても来客用ソファとテーブル、壁に絵を飾ったぐらいです。それもすべて知り合いからもらいましたので費用はほとんどかかりませんでした。提供して下さった方々には感謝しています。 こうやって、なんとかすべての書類を集め記入漏れが無いかなどを入念にチェックし、行政書士会のほうへ出向きました。初めて中に入った時は多少緊張しましたが、思っていたよりもあっけなく受け付けてもらいましたのでホッとしました。この後、行政書士会のほうから日本行政書士会連合会へ申請が行われ、そこでの審査後に登録が完了します。 ホームページの作成はどのようにされましたか? 行政書士として登録されるまで、1〜2ヶ月程度かかるということでしたので、書類提出後は事務所HPの作成にとりかかりました。 HPには苦労しました。知識がまったく無かったので、まず勉強することから始めました。また、掲載する内容も法的なものになりますので、間違いのないよう、六法や様々な実務書を読み込み仕上げました。 ちなみに、私はHPができあがった後すぐに公開したのですが、行政書士会のほうからお電話をいただき、 「行政書士の登録が完了するまでは、公開をしないで欲しい」 という要請を受けました。 HPには、「開業準備中」と書いておいたのですが、やはりHPを見た方にとっては紛らわしいようです。みなさんもHP公開のタイミングには十分注意をしてください。なお、このようにして作成したHPが以下のサイトになります。ぜひご訪問下さい。 中島行政書士事務所 事務所についてお聞かせください。 開業に際して事務所を借りるかどうか、みなさん迷われると思いますが、私もかなり迷いました。 当初はレンタルオフィス等を借りて開業しようとも考えていましたが、やはり月10万円近い家賃は負担が大きいと思い、自宅開業という形になりました。ただ、今はインターネット全盛の時代、開業場所・地域はほとんどハンデにはなりません。それに、はじめから多くの来客があるということはないですから、これで正解だったと思います。 なお、自宅開業の場合は、部屋の改装や事務機器の設置をなるべく早くしておいたほうがいいです。 というのも、登録申請をしてから1〜2週間程度で行政書士会の方が現地調査に来られますので、それまでに事務所の体裁を整えておく必要があるからです。 ただし、お金をかける必要はありません。最新の高機能事務機器を揃えたところで、そういった機能はほとんど使いませんから。部屋が電気製品の展示場になるだけです。電話と、FAXとプリンタの複合機があれば十分です。 ちなみに、私の場合開業費用総額は、登録費用を含めて40万円弱といったところです。 受験生に対して一言お願いします。 登録・開業に関していえることは、やはり、すべてを1人ですることはできないということです。 もちろん、1人でできる限りのことをする必要がありますが、必ず誰かの力が必要です。それは金銭的なことだけではなく、いろいろな方の意見や知識、支えがあって初めて一つの形ができあがってくるということです。 私もたくさんの方の支えがあって何とか開業することができました。これからはその方たちにお返しする気持ちを持って業務を行っていこうと思います。 受験生や合格された皆さん、試験合格がゴールではなく、開業してからがスタートです。私もこれからもっともっと頑張ります、みなさんもぜひ頑張って下さい。 |